8月読んだ本・見た映画
⑴PACHINKO/ミン・ジン・リー/文藝春秋
装丁と帯に惹かれ購入。在日韓国・朝鮮人の大河もの。情報としては断片的に知っていたことが、私の中で繋がった。これは周りの人も読んでいて、皆さん、寸暇を惜しんで読んだと言っていました。私もその一人。
パチンコ読了後、年明けに購入していたこの本を、引っ張り出して読んだ。パチンコで最後の方に出てきた世代の現在が書かれているような気がした。パチンコから物語が地続きで繋がっているような感覚。
にしても孫さんって全エピソードが強いね。イチローっぽいなと思ったわ。孫家のエネルギーが…ほとばしっている。
(1)(2)を読んだ後、私の中で何かが吹っ切れたような気がする。人間って、毎日、無数の危険を擦り抜けて、命からがら生きてるようなもんなんだよな、って思った。今は安全が整備されているからそう思えないかもしれないけれど、私はこの本達を読んで、最終、そう思った。だから自分の置かれた悲しい境遇を必要以上に嘆く必要なんてない気がしてきた。私だけが割りを食ってる(損してる)みたいに思うのはおーーわり!!!と思ったし、辛いことも自主的な姿勢で受け入れていこうと思った。それはこの本達に書かれていた人が、運命や悲劇をパワーと心の綺麗さで生きているのを見たからそう思ったのかもしれない。でも、在日の人への仕打ちだったり、世界の最悪な出来事を正当化するのとは、別なのでご了承ください。そんな悲劇はなかった方がよかったに決まっている。
⑶未来の年表②/講談社現代新書
うーん、これは別に読まなくてもよかったかな…。この著者が少子化を止めるには、テレワークを推進しよう!と薦めているのだが、こんな形で実行されていくとは夢にも思わなかっただろうな。
彼氏にフォレストガンプ見たことないの?と言われ、見たことないので見た。「過去の嫌なことはどんどん踏み倒して前に進んでこ!」と最近思っていたところ、似たようなセリフが劇中出てきたので、うれしかった。過去と決別できた気がする。フォレストガンプの、どのまでも進んでいく集中力、理解できる(できない人もいるらしい)。自閉的というか。私は見て、爽快〜!フォレストガンプ最高〜〜!!!って思ってたのに、そのあと、彼氏にフォレストガンプはアメリカの歴史を都合よく描いてて(みたいなこと)、批判も多いって解説されたけど、全く実感が分からなかったので、アメリカの歴史とか空気とか全く分かってないんだなと思った。てか、私の感動した心に水を刺すなよ、と思った。障害者を描いた映画では、「最強のふたり」見たとき、全てにおいて、こんなもん現実にあるわけないやろ!都合よく描きすぎ!と観賞後、イラっとしたが、「フォレストガンプ」の方が、まだあり得ると思ったかな(出来事はありえないけど)。
今年はまだ本読んでるほうかなぁ。映画もちょいちょい見てる。映画はドキュメンタリーが好きです。本は、勉強になる本が好きです!でもたまに小説挟まないと、読書が滞るな…。暑すぎて、もう毎日、冷房の効いた部屋の中で一日中、映画と本見ときたい…。一回、読書ってやめると、永遠に読まなくなるんだよね…。最近は英国紳士が気になる。素敵な英国紳士が出てくる映画、本があれば教えてください。