運命の一枚を探せ!〜2018年輝くレコード大賞〜
例年のごとく、彼氏が紅白実況に精を出しており暇なので、突然ですが、今年聴いたものでいいなと思ったものを紹介します。音楽、アートに関しては疎いほうですし、別にこれと言った解説ができるほどの素地もないので、完全に感覚的に良いと思ったものを挙げます。
以下、(アーティスト名/タイトル名/リリース年)とさせて頂きます。
①Fabio Caramuru/Piano Solo/2000
なんか、中谷美紀が聴いてそう、好きそう。
②Rhye/Blood/2018
聴いてもらったら納得して頂けるだろうが、この声が男性ということにまず驚いた。あとこの前行った騒がしいカフェで流れていたが、全然店の雰囲気と合ってなくてワロタ。
③Blood Orange/Negro Swan/2018
Blood Orangeの三枚目のアルバム。一作目から聴いており、二作目はなんとなくモヤモヤが残っていたが、三作目の今作が間違いなく一番完成度高い。一枚目の感じに戻りつつも、さらにアップデートして来た感。
④藤井隆/DJ MIX”Delicacy”/2016
藤井のこれまでの曲をリミックスしたアルバム。とにかく藤井の歌う曲はどれも素晴らしい。ベストオブベストな歌が勢ぞろいの上に、小気味よくリミックスしてくれているものだから一気に聞ける。ラストのナンダカンダで景色が変わる。とにかく今年は、このアルバムを一番聞いた。
⑤MOCKY/Key Change/2015
どこがいいかうまく説明できないけど、とにかくいいアルバム。
⑥Teyana Taylor/K.T.S.E/2018
お騒がせセレブの印象だったカニエを舐めていたし馬鹿にしていたが、やっぱなにやらせても敏腕だし、この人は骨の髄までオシャレな人なんだと思った。(このアルバムは、カニエプロデュース)
星野源の手駒を出せるだけ出した最高傑作、最終傑作(造語)という感じ。正直、やり尽くした感、ピークを迎えてしまった感あり。これからが大変そうで(ネタに苦しみそうで)ファンとしては心配。
⑧Too Ugly/Verus Amour/2018
9枚目がとりたてて良いものが思いつかなかったのでこれにした。別にdvsnのmorning after(2017)でもよかった。
⑨Bonobo/The North Borders Tour.-Live./2014
眠れない時は、ブルートゥースのイヤホンでこれを聞く。なんか高揚しつつもリラックス状態になり、ちょっと眠れる。静かな落ち着いたクラブにいるような感覚になる。ある夜、いつものごとく眠れない状態になり、スピーカーでこれを聞いていたら、隣にいた彼氏がすっ飛んできて「ご近所迷惑よ!」と怒られた。
~番外編~けみお/どこまでいっても渋谷は日本の東京/2018
とにかくけみおに救われた1年だった。適当な感じだけど、全然本当は適当じゃない思慮深い好青年だってこと、我々視聴者は知ってますよ。音楽もよく聴いてるみたいだし、本人も切望しているラジオ番組を来年はやってほしい。我々はけみおにコンテンツなど期待していない、トークに期待している。
~写真集編~金山貴宏/While Leaves Are Falling…/2016
今年は、マルジェラの写真集なども買ってみたけれど、正直良さは感じなかった。
というかあんまり理解が出来なかった。本作は統合失調症の母を撮り続けた作品のような、ドキュメンタリーのような。実直に、淡々と撮っているのも感じながらも、ちゃんと美しさ、浄化される部分もあり、良い作品だった。
本もそこそこ今年前半は読んでいたような気はするが、昨年読んだタモリ学を超えるものはなかった。もし友人で気持ちが落ち込んでいる子がいたら、高確率でこの本を紹介すると思う。
散々、好きだと思ったものを挙げていったが、あんまりどこが良いのかはちゃんと書けなかった気がする。自分の好きなものに共通する点を挙げてみると、繊細なもの緻密なもの、造る過程や手順がきっちり段階が踏まれているもの、素直で実直なもの、持病の双極性障害に悪影響を及ばさないテンションがあがらず冷静で温度が上がり過ぎないものを無意識のうちに手にとっている気がする。
今年も大変お世話になりました。私のグダグダにお付き合いくださり、ありがとうございました。来年も間違いなく、くだを巻きます。どうぞよろしくお願い致します。