デブを改めたい。

双極性障害Ⅱ型と診断され7年。身も心もスッキリしたい。

日記をつける【メリット編】

 


今までの人生で、人に醜態を晒しまくりロクなことをして来なかったのですが、10年間続けて唯一良かったことがあるので、今日はそれを紹介しようと思います。すごくカッコつけた言い方をすると、病気のためのライフハックとでもいいましょうか。

 

それは日記をつけるということです。

 

鬱病になって、お医者様やカウンセラーの方から「日記をつけてみてはいかがですか」と勧められたことはありませんか?そう言われた人は、たくさんいると思います。私もかく言われた人間の一人です。私は、そう勧められて素直に行動したかと言うとそうではありません。なんなら面倒くさいなと思ったし、日記を付けてなんの意味があるんかいな?と。日記を付けて、鬱が治るとは到底思えなかった。
日記を付けてみることが鬱の回復に直結するのか、実際にやってみた感想を言うと、全く直結しません。ただただ、病気と上手く付き合うための材料の一つにしか過ぎません。やっておいたらお得かも、ぐらいです。自分という人間のデータベースを作っておいて、困った時に辞書や文献のように引っ張り出して、参考にするという感覚と言えば分かりやすいでしょうか。

 

私が日記をつけ始めたきっかけは、鬱のためでもなんでもなくレコーディングダイエットのためでした。一日食した物とそのカロリーを記録し、体重を減らしていくというアレです。当時、摂食障害で15kgほど太ってしまったので、体重を元に戻そうと思いやり始めたのでした。ウィークリータイプの手帳を購入し、食べたものとカロリーを記録するだけでは物足りなく感じたので、空いているスペースにひとこと日記を添えてみたんです。今日の気分とか、今日やったこととか。それを半年ほど続け体重は元に戻ったのですが、手帳をつけるのが癖になってしまい、なんやかんやで今も続いています。元に戻した体重をなんとか維持したいという、意地汚さというか執念深さがあったから続いたのかも。

 

f:id:xxs_yuki:20180227174925j:plain

 

摂食障害で通院しているうちに、私は双極性障害という診断が下るのですが、この溜まりに溜まった日記が双極性障害という病気の実態を観察するのに、役に立ったと思います。自分がどういう過程でテンションが上がっていくのか下がっていくのか、鬱と躁のサイクルはどのくらいのスパンで起きるのか、というのを統計的に見れた気がします。双極性障害3年生の時に、そういうことが観察できたわけではないですよ。10年生の時に、日記を10年分ザッと見直して分かった感じです。日記を付けたところで病気が分かるというものではなく、自分への客観性がある程度付いて来た時に、日記が参考資料として役に立ったという感じです。日記は時間がたたないと溜まっていかないし、自分への客観性というのもある程度の時間をかけないと身につかないスキルだと思います。自分と病気の折り合いはある程度の時間を要するということです。病気を治すのに時間がかかるから絶望しろと言ってるんじゃない。簡単に言えば、あなたが頑張らなくても、ただただ時間が解決してくれる側面が大いにあるということをお伝えしたい。頭脳や頑張りで解決出来ない時は、時間という他力的なものに、問題をどんどん投げうっていいと思います。不安や悩みは、どんどん時間という川の流れに投げちゃえ。捨てちゃおう。実際私はこの10年、病気を治そうということに対してすごく頑張ったつもりですが、病気を快方に向かわせてくれたのは自分の頑張りが3割、時間の経過が7割だったという感触を持っています。もっと頑張らなくてよかった。時間の流れにもっと身を任せてよかった。

 

話は脱線致しましたが、日記を付けるということは色んなことに多用できるのかな、と思います。女性の生理的な問題であったり、アンガーマネジメントをしたい方なんかは、どういうことで自分がイライラするのか観察できるのでは?ダイエットなんかにも、もちろんオススメ。別に目的がなくても、日記を付けるというのは力を与えてくれることだと思っていて、落ち込んだ時に立ち上がっていく様を過去の日記で見つけると嬉しいもんです。短文の日記であれど、当時の情景がみるみる蘇って来たり。
日記を付けることを強くオススメするような文を書いてしまいましたが、長く続けるコツは書きたくない時は書かないということです。正直、毎日毎日、日記を付けるのは面倒くさい。やることがいっぱいの現代人に日記を付けるなんて書く悠長な時間なんてあるかい!という冷めた自分がいたから続いたのかなと。私は手帳の中に空白の期間がたくさんあります。3ヶ月くらい空いてる時期もあります。本当にしんどい時は書けないものだし、今日は書いてみるか〜という軽い気持ちでいいと思います。日記を書くことは、ちょっとだけお得かもしれないというお話でした。

 

次回は【実践編】です。興味のある方はどうぞ。


※今回摂食障害のことをサラッと書きましたが、そんなにサラッとしたものではなかったということは分かって欲しいです。摂食障害の方が、他人のブログで「痩せた」だの、サラッと治すメソッドみたいなものを読むと、自分と比べてしまって悩むことがあると思うから。私も、ドロッとディープな摂食障害ライフを送っていました。また書ける時にそこらへんのことは書こうかな〜と思っています。