デブを改めたい。

双極性障害Ⅱ型と診断され7年。身も心もスッキリしたい。

続けたいけど、続けれないあなたへ

 

 

よくTwitterで「嫌なことがあったら逃げたり辞めたりすることが大事って言うけれど、やはり何かをやり続けることが技術や実力の習得になり、最強である」みたいな趣旨のツイートが回ってきて、時にそれがバズったりしているんですが、今日はそのことについて私の見解を述べたいと思います。


いや~そういうツイートって傷つくよね。正直。私みたいな何も続いてこなかった人間からすると。お前はダメな人間って言われている気がして。

で、その前述したツイートに、私と同じような気持ちの人がいて、「傷つきました。」とか「自分の根性とかそういう原因ではなく、病むを得ない事情で(なにかを)辞めないといけなかった私の気持ちがお前に分かるもんか!」とか「続けれるものが人生にあるのは、たまたま恵まれていたからだ!」とか、つらつらとお怒りのリプが続いているんですよね。そう、言いたくなる気持ちは分かる。


でも、やっぱり続けることが一番大事、だとも思うんです。特に、私のような反射神経が鈍い凡人には。続けた人が持っている技能というのは素晴らしいと思う。だから続けることは大事。でもでも、多分、続けることが大事、なんてほとんどの人がわかっていると思う。バカじゃないんだから。だから、あのようなツイートが回ってきた時、「わかっているけれど、続けてこれなかった人達」が反発するんだと思う。みんな、何かを好きになって、何かを始める時ってそれなりの気概で取り組んでいるだろうし、世の中の「辞める・諦める」人達がそう軒並み、根性がないとも思わないです。

 


なにが言いたいかっていうと、何かを続けたいのであれば、何かを続けるためのインフラを考えて整える、これが一番必要なのであって、そしてこれが案外こういう話題を語る上で一番言及されていないことなのでは、私は思います。

根性も、意気込みもある、何かを続けたい気持ちもあるーーーーそれで続けれないんだったら、それは続けるための環境作りが整ってないとしか考えようがないじゃないですか。


続けるための環境作りっていうのは、自分が続けやすい状況を作るってことなんですが(当たり前だ)、具体的に言うと、

 


・スケジュール管理

続けたいと思っていることが、自分の生活の中でどれくらい優先順位が高いか、を考える。他の生きている中で出てくる用事やスケジュールはその優先順位に従って組む。体が空いているから、元気だからといってやみくもにスケジュールを組まない。このスケジュールがやみくもな人は、いつか体か心を病みます。病まなくて自分が元気だとしても、周りの人間を振り回すことがあり、迷惑をかけます。自分の続けやすいリズムっていうのが必ずあるので、それを試行錯誤しながら、ゆっくり冒険する気持ちで取り組む。


・自分がどういうことにストレスを感じやすいかを考える

最初は意気込んでいても、何かをし続けていると絶対に嫌なことが起こると思う。それについて、何が嫌だったのかを考える。その原因を辿っていけば、自分の本質的なものが見えてきますし、それを回避したりすることもできるし、これから同じようなことが起こった時にどう対応しようかも考えることができる。


・無視する

前項と反しますが、嫌なこと、上達しないことがあっても、その事実自体を無視する。この無視は、何かを続けるにおいて一番の武器になる気がします。この武器を多用し続けると、ずっと頭がひとつ抜けることができず、ただただ経験年数が長い、中身のない人間になる可能性もありますが、随所随所で無視が上手い人間になる。無視するタイミングの見極めが上手い人というか。これは大事なような気がします。例えば、私でいうと、洋裁をしていますが、苦手なことがあります。作った服に、雑な箇所があります。でも、苦手なところは放っておいて完成させることを優先することがあります。


・あまり思い入れを持たない

思い入れが大きいほど、失敗した時に失望する加減が大きくなるので、「自分はこれに人生をかけている!」とか思わないほうがいい場合もあります。やりたい、やりたくないっていう気持ちは長く続けば続くほど、さほど重要ではない気がします。私は服を作っていますが、さして服で成功したいとか、服作りが天職みたいに思ったことがありません。なんなら、作るなんて面倒くさいし、買う方が圧倒的に好きですしね。服の専門学校に行ったのは、単なる暇つぶしみたいなもんでした。

 

・とりあえず悩んでわからなくなったら「臨機応変」という四字熟語を頭に思い浮かべる

 

自分の続けるためのインフラ整備、環境作りって、他にもいっぱい要素があって、なんなら自分の生活を見直すと無限にあると思います。上記のことでも、無理にスケジュールをこなさないといけない状況もありますし、これが失敗すると人生が終わるっていうくらいの覚悟を持たなければいけない時もあると思います。


続けようという気持ちは誰にでもあると思う。ただ、続けるにはどうしたらいいのか、と考えている人は余りにも少ない。気がする。続けるための環境作りって、要は自分を甘やかす環境作りだと思います。何かを続けている人って自分を甘やかす方法を分かっている人なんだと思います。自分に対する飴と鞭が上手いんだと思います。もしかしたら、続けれなくて悩んでいる人は飴ばっかり舐めているか、鞭ばかり打っているか、どちらかに偏っているのかもしれません。

でも続けれたからって人生幸せに生きれるかっていうとそうでもないし。なんなら、私の周りに一人、職場を転々としていて、周りのみんなに持ち前の愛嬌で好かれていて、彷徨える猫みたいに暮らしている女性がいます。その人は私にとっては、尊敬に値する人です。

んでもって、続けれることがあるのははたまたま恵まれているからっていうご意見も一理あると思います。病気、経済状況、事故、家庭環境の変化、色々なことがありますからね。それで辞めてしまった人達を根性がないという目で見る人は、人としてアレなんで無視しよう。ダイレクトに言うと、そいつは人生の複雑さをわかってない傲慢な馬鹿ということです。んで続けてきた人達って、やっぱそれなりの技能・年収があるんで偉そうに見えるんですよね。続けれてこなかった人達からすると。こちらは成功体験も少ないですしね。気後れしちゃいますよね。

 

まぁここまで書いてみたけど、今現在の私は、どうでもいいや。続けるとか続けないとか。昔は気になってたけど。そこそこに穏やかに生きれてたらいいわ。てか、生きるの続けてるだけで、えらくない?この続ける続けないの論争どうでもいいや、しょーもなさすぎ。こんなしょーもないツイートを真に受けて傷ついてほしくないから今回書いてみました。


頭がぼーっとして仕事にならないので、今日は寝ます…。